柔らかいイメージ

 

「人生に疲れた……もう何もしたくない。考えたくない」

っていう時、ありますよね。

 

そんなマイナスな気持ちになってしまった時に私は一つの手法として、漫画から勇気を貰うようにしています。

もう少し詳しくお話しすると、キャラクターたちの言葉や心情、行動に勇気を貰っています!

 

 

今回ご紹介する漫画は読んですぐに、

「よしっバリバリ働くぞ‼」

 

ーーなんて気持ちにはなりません。

 

 

ただ胸の中が少し温かくなって、

「もう一歩、踏み出してみようかな」

そんな気持ちにさせてくれる漫画たちです。

あっちゃん
あっちゃん

読んだ後は気持ちが軽くなるんだよ♪


『フルーツバスケット』高屋 奈月


全23巻

言わずと知れた名作。

少女漫画なので、特に女の子からの認知度は高いのではないでしょうか?

 

両親を亡くした高校生の女の子と、“異性に抱き着かれると、十二支の動物に変身してしまう”という特殊体質を持った一族との交流の物語。

基本は明るくて楽しい物語なので、読んでいてクスクスと笑ってしまうこともしばしば……。

 

ファンタジー要素が入った物語なので現実味が無いように感じられるかもしれませんが、本質は違います。

“普通の人間とは違う”という悩みを抱えながら、学校や社会で生活を送る十二支たちの苦悩

“未来”を考えて絶望したり、不安になったりする感情

傷つけることでしか愛情を感じ取れない者。癒しを分け与えられる者

 

 

そういったものが、徐々に浮き彫りとなってきます。

傷つけ合いながら癒し合いながら時には長い時間をかけて解決したり。

そして最後には、各々が自分だけの答えを見つける物語です。

 

何をしていても、今は決して無駄じゃない

そんな風に感じさせてくれる作品ですね。

【もっと詳しく!】フルーツバスケットの魅力とミニネタバレ感想

『星は歌う』高屋 奈月


全11巻

こちらも『フルーツバスケット』の作者、高屋先生の作品です。

 

守ってくれる存在であるはずの家族に追い出され、従兄弟の男性と2人暮らしをしている高校生のサクヤ。

彼女が持つ過去は一人で抱え込むにはあまりにも苦しくて辛いものでしたが、周囲の力も借りてささやかな幸せの日々を送っていました。

そんな中で、謎の男の子と関わる所から物語はスタート。

 

前作の「フルーツバスケット」とは違いファンタジー要素は一切入っていない為か、その分普段私たちが経験したり感じたりすることが鮮明に見えてきます。

家族の不仲や、学校での陰口、いじめ。

 

時にはあまりにリアルな描写が入る為、読む人によっては読み進めるのが少し大変な作品かもしれません。

けれど取り囲む大きな悪意からすると、ほんの小さな味方の力を借りて懸命に立ち上がり、前に進もうとするサクヤの姿勢には励まされます。

 

読んだ後は空を見上げたくなると思いますよ^^

『夏目友人帳』緑川 ゆき


既刊26巻(現在も連載中)

小説化、アニメ化、映画化にもなった人気作。

 

妖怪の見える高校生・夏目が、祖母が遺した『夏目友人帳』をきっかけに妖怪や人間と深くかかわっていく物語です。

物語りにスピード感はあまり感じず、そのため落ち着きたい時に見る作品としてはぴったりだと思います。

 

妖怪は普通の人間には見えません。

だからこそ“見える”夏目の苦労は誰にも理解されることなく、初めは一人ぼっちだった夏目でしたがーー、物語が進んでいくにつれて周囲との交流を通じて強く、逞しく成長していく姿には眩しさすら感じてしまいます。

 

妖怪も人間と同じように様々な性格を持っており、人間に好意的な妖怪も多いんです。

人間が見える妖怪と、妖怪が見えない人間との交流も描かれており、「話したいのに話せない」「目を合わせることすらできない」というもどかしくなるシーンも。

けれどそんな“出会いと別れ”は美しく描かれており、読み終わった後は心が温かくなっています。

 

また夏目自身がとても聡い子なので、彼が持つ優しさや物事への考え方は、大人でも十分学べる部分があるのではないでしょうか。

 

少し気持ちが優しくなれる物語。

是非^^

【もっと詳しく!】夏目友人帳の魅力とネタバレ感想

まとめ

本

生きているとやっぱり辛いことだったり、逃げ出してしまいたいことってありますよね。

時には逃げることも必要だと思いますが、何かに力が欲しい時後押ししてほしい時、漫画が持つパワーはとても強いように感じます。

 

ちなみに私は、高屋 奈月先生の表現にいつも救われる思いになりますね。

それ程、に響いてくる言葉が多いんです!

 

おすすめの読書タイムは眠る前です。

読むことでリラックス効果が発生すると思いますよ♪