![元声優養成所生の思う「闇」とは?](https://bienvenue26.net/wp-content/uploads/2022/03/8.png)
今人気の職業の1つである、声優。
この職に就くためには、専門的な学校に通うのが主流です。
そこで、実際に「声優養成所」に通った経験のある筆者が、以下の内容にお答えします!
① そもそも「専門学校」や「養成所」ってどんな所?
➁ 養成所に付いて回る「闇」・「いじめ」・「末路」・「後悔」の噂はウソorホント?
➂ 事務所に所属できなかったらどうなるの?
④ おすすめの学校を教えて!
![あっちゃん](https://bienvenue26.net/wp-content/uploads/2021/05/うさちゃん.png)
〔出身者〕小林 裕介・柿原 徹也・芹澤 優
〔出身者〕中村 悠一・古賀 葵・中島 ヨシキ
〔出身者〕松井 恵理子・鈴木 愛奈・佐藤 祐吾
![ゆーくん](https://bienvenue26.net/wp-content/uploads/2021/05/goma1.png)
資料請求は全て無料で出来るよ!
専門学校や養成所ってどんな所?
声優としての技術や知識を学ぶ専門機関です。
ここで経験を積んで成長し、
ゆくゆくは「事務所所属」を目指します。
専門学校と養成所の違いは以下を参考にして下さい。
専門学校 | 養成所 | |
入学時期 | ・4月 | ・4、10月など複数あり |
入学可能最低年齢 | ・18歳~(高校卒業) ※夜間や休日の受け入れで、中学生可の学校も増えてきている |
・12歳頃~ ※小学生可の場合もあり |
入学可能最高年齢 | ・上限なし | ・上限なし |
在籍年齢層 | ・18~22歳頃が多い | ・18~35歳頃 |
入学前審査 | ・あり | ・基本はあり |
期間 | ・2年 | ・1~数年 (実力による) |
授業日 | ・週5日 | ・週1回~ |
学費 (1年間) |
・100万円~ | ・15万円~ |
レッスン内容 | ・発声 ・滑舌 ・演技基礎 ・ナレーション ・アフレコ実習 ・ダンス ・オーディション対策 ※タレント活動用にメイク法を学ぶ所も |
・発声 ・滑舌 ・演技基礎 ・ナレーション ・アフレコ実習 ・ダンス ・オーディション対策 |
講師 | ・声優 ・ヴォーカリスト ※授業ごとに講師が変わる |
・声優 ・俳優 ・演出家 ・舞台監督 ※基本は1年間同じ講師 |
事務所所属への道 | ・学校とコネクトのある事務所オーディションを受ける (50社~100社) |
・養成所の提携事務所 (1~数ヶ所) |
※内容は学校によって異なります
いくつかの違いはありますが、一番大きいポイントは
オーディションが受けられる事務所の幅です。
専門学校は学校に事務所関係者を呼んでオーディションを開く場合が多く、その数が90社にも上る所も。
一方で、養成所は運営に事務所が関わっている場合が多いため、基本は1~4社程度と限られています。
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事務所によっても向き不向きがあるから、その辺りの見極めも難しいね!
声優養成所はネガティブ要素だらけ⁉
ここからはよく噂されている内容について、養成所に通っていた実体験を元にご案内していきます。
養成所の6つの闇
人によって「闇だと感じる部分」は異なって来るとは思いますが、恐らく以下のような内容ではないでしょうか?
① 学費が高い。だけどデビューできる確証は無い。
② アフレコ練習が無い。
③「有名声優」による授業はほぼ無い。
④ 先生によって授業内容が異なる。
⑤ 先生によっては平等に評価してくれず、贔屓がある。
⑥ 無視や仲間外れなどのいじめが発生する。
おまけ:専門学校の場合、卒業後は養成所に入る場合もある。
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順番に説明していくよ!
学費が高い。だけどデビューできる保証は無い。
養成所では1年間で30万円ほど発生します。
ですがそれはあくまでも「授業料」のみ。
入学金・教材費・施設使用料などを含めるとーー、
最低でもプラスで10万円以上の費用が発生します。
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一般的には専門学校の方がもっと高いけど、一気に何十万を支払うと考えると中々の出費だよね
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けれど、これだけの費用と時間を費やしても、
事務所に所属してプロとしてデビュー出来ることは保障されていません。
「学費が高い」・「デビューが出来ない」と言われている養成所ですがーー、
元々養成所は「ビジネスとして学校を経営」しています。
つまり、生徒の教育費以外にも講師やスタッフ(事務員)への給与代、会社としての利益を出していくための「学費」です。
養成所は生徒に対して、情報と技術を売り、事務所とのパイプを提供しています。
特に事務所への繋がりは、他では手に入れられない貴重な切符です。
そして芸能界は元々が不確かな世界です。
お金を積んでも、経験を積んでも、デビューできない可能性は十分にあります。
「芸能界への道は保障がない」
このことを理解した上で、入所する必要があります。
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覚悟を持って臨もう!
アフレコ練習が無い
「マイク前でのアフレコ練習やヴォーカル練習を想像していたのに、いざ入所してみれば滑舌や発声ばかり」
という意見も多いですし、これは事実です。
入所して数ヶ月は「滑舌・発声」を徹底的に鍛え上げるために、外郎売やストレッチに時間をかける学校も多いですね。
もし経験が出来るとしたら、デビュー候補・確定までした生徒のみ。
その位確かな位置まで行かなければ、「アフレコ練習」には辿り着けません。
『声優』と聞くと、マイク前に立ち、画面に向かってアフレコを行うイメージが強いですよね。
その為「養成所に入ったら、マイク前で練習するんだ!」という想像を持って入所した方の中には、あまりなギャップに不満を持つ人もいます。
ただ、「声優の本質は演技」です。
その演技をするためには、正しい滑舌と発声が必要となります。
滑舌と発声を身に着けた上で、やっと演技の練習が始まります。
ちなみに「画面へ向かって演技をする」のはかなり難易度の高いもの。
画面の動きに合わせて演技をしていくのは、いきなりでは難しいでしょう。
その為、最初は対人で練習を始めます。
イメージとしては「舞台稽古」ですね!
自身の感情をコントロールしたり、相手の感情を感じ取ったり……etc.
長い時間をかけて演技の基礎を学んでいきます。
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基礎を確立させるからこそ、マイク前での演技もできるようになる!
「有名声優」による授業はほぼ無い
広告などではよく「アニメに出演している有名声優が講師に!」と告知していますが、実際はほぼありません。
私は1度も見たことがありませんでした。
他の専門学校に通った経験のある生徒も、1年に1度授業があるか無いか、位の感覚のようでした。
「あの有名声優が来校!」と紹介しているのは養成所では無く、専門学校が多いように感じます。
ただ実際に通った経験のある生徒も、「1年に1度見れれば良い」位の感覚だったようですね。
ただ、これには理由がいくつかあります。
① 有名声優は忙しい
➡アニメに引っ張りだこな声優は、1日に何件もの現場を周る生活をしています。
その中で数時間を空けて学校へ訪問するのはかなり難易度が高いです。
② 声優側へのメリットが少ない
➡声優界は競争が激しい世界。
少しでも多くの現場に行き、成果を出さなければいけません。
また仕事が無い時でも、ヴォーカルレッスンに通ったり、演技の練習を続けている声優は多くいます。
暇な時間は無い中で「未来の声優の後押し」をすること以外のメリットは声優本人には無いに等しいです。
③ 学校側として注目度を上げたい
➡人気声優は忙しいです。
では何故そんな中でも来校してもらうかと言うと「有名声優の来校」は声優を目指す学生にとって、学校選びの際の魅力的なポイントになるからです。
学校への注目度を上げて入学志望者を増やすために取り入れている部分が大きいんですよね。
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たとえ大々的に告知をしていても、あまり期待しない方が良いかも!
先生によって授業内容が異なる
特に養成所の場合は、1年間同じ講師が担当することが多いです。
そのためカリキュラムは各講師に任されているようで、
入所1ヶ月目から演技の練習をするクラスもあれば、
滑舌と発声を丁寧に指導していくクラス、
ナレーションに重きを置いたレッスンをするクラス、
など、かなりのバラつきが現れます。
養成所では様々な職業の方が講師となります。
声優・俳優・音響監督・演出家……etc.
講師となる方は、各々が「ここが重要だ」と思う部分を重点的にレッスンをされます。
そしてそれらは全て「声優になるための大切なレッスン」で、優劣はありません。
それよりも、与えられた課題に対してどれだけ真剣に取り組めるかの方が大事ですね。
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声優になるために不要な知識なんて無いからね!
先生によっては平等に審査してくれず、贔屓がある
これも事実です。
・・・残念ですが。
私の在籍していたクラスの講師は平等に見て指導をして下さっていましたが、他クラスでありましたね。
「Aさんには時間をかけて細かく指導をするのに、Bくんには簡単な指摘しかしない」
という話を聞いたことがあります。
人間なので先生によって「お気に入り」が出て来てしまうのは仕方ありません。
ただその感情を表に出すことはビジネスマンとしては“無し”です。
このようなことが発生した際、生徒は泣き寝入りする場合がほとんど。
何故なら、「先生だから」。
「先生に嫌な印象を持たれると、デビューさせて貰えないかもしれない」
この様に考えている生徒も多いです。
けれど、生徒は「授業料」を養成所に収めています。
「先生と生徒」の関係でもあり、養成所を介してはいますが、「提供者とお客」の関係でもあるんですよね。
支払いをしている以上は、正当な価値を返してもらわなければなりません。
授業料は決して安くはない価格です。
差別が酷いようであれば、スタッフの方に相談しましょう!
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きちんと教えて貰えないと、自身の実力向上に直結するからね!
諦めちゃダメだよ!
無視や仲間外れなどのいじめが発生する
私が在籍していたクラス、他クラスではそういった話は聞いたことはありません。
有難いことに仲間意識が強くていつも協力的な生徒ばかりでしたね。
ただ「いじめが発生する学校」があるのも事実です。
養成所は普通の学校ではなく、将来の仕事に就くための専門機関。
クラスメイトは仲間でもありますが、同時にライバルでもあります。
そう言った中でもしかしたら歪んだ考え方を持ち、いじめに発展してしまうのかもしれません。
そもそも「いじめは人としてやってはいけない行為」です。
『声優』という人に見られ、影響力のある位置にいくのならなおさらですね。
仮にレッスンの邪魔をされるようであれば、それは後々あなたの未来にも関わってきます。
悪いのは「いじめている側」です。
スタッフの方に相談しましょう!
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その影響がレッスンやオーディションで出てしまうのが一番よく無いよ!
おまけ:専門学校の場合、卒業後は養成所に入る場合もある
専門学校卒業時の各事務所オーディションで所属への切符を掴めなかった場合、
「進路先として、事務所直下の養成所へ入所する」ことがあります。
生徒の中には「事務所預かり」としてプロデビューする場合もありますが、全体のほんの一握りです。
所属に至らなかった学生はそのまま養成所へ入所し、再び勉強をスタートさせます。
これは「実力が足りていない」ことがほとんどです。
その為「デビューに足りないもの」を養成所で積み上げていくことが必要となります。
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養成所では年数に関わらず、実力があれば現場に呼んでもらえるチャンスも多いみたい!
養成所に入ったら後悔する?生徒の末路はーー
事実として、養成所や専門学校に入学しても「事務所へ所属・預かり」となれるのはほんの一握り。
多くの人は新たな進路先を見つける必要が出てきます。
進路先
① 一般企業に入社する
➁ フリーターとして働く
➂ 大学や資格取得できる専門学校に入りなおす
という道が一般的のようですね。
これらを見ていると「声優になる為の勉強や努力は全く意味をなさない」ようにも見えます。
ーーが、
個人的にはそうは思いません!
聞き取りやすい滑舌や発声は、対人関係を友好的に築くためには優位になるスキルとなります。
また培った演技力も同様です。
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どんな時でも明るくハキハキできる人は誰からも好かれる要因の一つだよ!
将来、どんな業界を選ぶにしても人と人は切り離せない関係。
学んできたことを活かせる部分は大いにあります!
![ゆーくん](https://bienvenue26.net/wp-content/uploads/2021/05/goma1.png)
社会に出てみると、多くの人が「普段の自分とは異なる姿」で仕事をしているよ!
おすすめの声優学校
有名声優のデビュー実績があり、かつ事務所所属への可能性が高く、進路へのリスク負担を軽減できる学校をご紹介します。
どちらも「パンフレットの無料送付」を行っています。
情報収集のためにも請求して比較してみましょう!
アミューズメントメディア総合学院
(引用元:アミューズメントメディア総合学院)
区分 | ・専門学校 |
開校都道府県 | ・東京都 ・大阪府 ※オンライン専科は全国が対象 |
入所可能年齢 | ・中学生 ~ 30歳未満 ※夜間含む |
期間 | ・本科/全日2年制 ※夜間、日曜クラス、オンライン専科は別 |
レッスン内容 | ・滑舌 ・発声 ・演技 ・ダンス ・ボーカル ・アフレコ など |
講師 | ・声優 ・アーティスト |
進路先 (事務所) |
・81プロデュース ・青二プロダクション ・シグマ・セブン ・俳協 ・大沢事務所 ・賢プロダクション など多数 |
主な出身者 | ・柿原 徹也 ・小林 裕介 ・芹澤 優 ・赤羽根 健治 ・加藤 英美里 ・白井 悠介 ほか多数 |
無料資料請求 | ◎ |
※詳細は公式ホームページでご確認下さい。
通常専門学校卒業後は養成所へ入る流れが多かった中、「卒業後は事務所所属レベル」まで鍛えてくれる学校。
その結果プロダクションへの直接所属は、驚異の66%に‼
東京校・大阪校・オンライン科が用意されている為、状況に合わせて選択しましょう!
① プロの現場を経験できる「産学共同・現場実践教育」に力を入れている。
プロとして活躍している卒業生と仕事をするチャンスもあり、在学中から「芸歴」を積むことも可能!
② 事務所へ所属するための「プロダクション所属学内オーディション」には70社が来校!
かつ「1日に多数の事務所を受ける」従来型ではなく、「1日1社制」となっているため負担が少なく全力でオーディションに臨める。
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インターンシップではアニメ・吹き替え・ラジオなど、多種多様な経験を積めるみたいだよ!
\体験説明会を開催している時も!/
▼ 大阪校を見る ▼
インターナショナル・メディア学院(IAM)
(引用元:インターナショナル・メディア学院)
区分 | ・養成所 |
開校都道府県 | ・東京都 ・大阪府 ・愛知県 ・神奈川県 ・千葉県 ・埼玉県 ・宮城県 ・新潟県 ・静岡県 ・栃木県 ・長野県 ・広島県 ・岡山県 ・福岡県 ・北海道 ・香川県 ・石川県 ・ハワイ ・香港 などを含む全国 |
入所可能年齢 | ・小学生 ~ 上限なし |
期間 | 2年 (一応) |
レッスン内容 | ・滑舌 ・発声 ・基礎体力 ・演技 など |
講師 | ・現役声優 ・音響監督 ・演出家 など |
進路先 (事務所) |
・IAMエージェンシー ・アズリードカンパニー |
主な出身者 | ・松井恵理子 ・鈴木愛奈 ・佐藤祐吾 ・影山灯 ・守屋亨香 ・花井美春 ほか多数 |
無料資料請求 | ◎ |
※最新の情報は公式HPにてご確認下さい。
『名探偵コナン/服部平次 役』で有名な堀川りょうが学院長と講師を務める養成所です。
近年は「オンラインレッスン」や「Youtube通信講座」もスタート。
国内・海外問わず、いつでも・どこでもレッスンを受けることが可能となりました!
① 入所審査が無い!初心者でも安心。
② 講師には堀川りょうや、『名探偵コナン/遠山和葉 役』宮村優子などの現役声優が。
その他、音響監督や演出家も加わっており、授業内で良い結果を残せれば現場に呼ばれることも。
③ 進級・所属審査は3ヶ月に1度とチャンスが多い!(他養成所は年1回が主流)
![あっちゃん](https://bienvenue26.net/wp-content/uploads/2021/05/うさちゃん.png)
「通学」・「双方向オンライン」・「YouTube通信講座」から受講方法は選べるようになってるよ!
▼ 資料のダウンロードも可能! ▼
まとめ
声優養成所の「闇と思われる部分と、その実態」についてお伝えしてきました。
ただそのほとんどは「闇」ではなく、「生徒にとって良いこと」である場合も多いです。
声優になるためには、
どんな経験も無駄にはなりません!
養成所や専門学校に入学したら、是非貪欲に吸収して学びを深めて下さい!