【実録】声優養成所に入って感じた業界の厳しさ6選

 

人気の職業の1つである、声優。

「厳しい世界」だという噂もありますが、実際の所はどうなのか。

 

そこで、

実際に「声優養成所」に通った経験のある筆者が、以下の内容にお答えします！

 

 

声優ってどんな職業？

 

そもそも『声優』ってどんなお仕事か知っていますか？

 

 

正解です。

ただ、それだけではなく実はもっと沢山の種類があります！

演技

 

作品に登場する、キャラクターを演じるお仕事。

 

人物の場合もあれば、宇宙人や動物まで。

その“形”は様々です。

 

ナレーション

 

動画に合わせて、視聴者に分かりやすいように説明を入れていくお仕事。

 

口調や雰囲気も番組内容に合わせる必要があります。

ニュースなら声質を固めに、バラエティ番組なら明るめにナレーションを入れていく必要も。

 

タレント活動

 

「声優アーティスト」

「アイドル声優」

という言葉があるように、現代の声優は表舞台に立つ機会も増えてきました。

 

自身の名義でCDをリリースしたり、時には他の芸能人に混じってバラエティ番組に出ることもあります。

そのため「タレント性」を磨いていくことも必須となっています。

 

 

以下記事内で、「人気声優」になるための要素をご案内しています！

その他

 

「声」を使ったお仕事の種類は年々増えてきています。

今後もテクノロジーの発展やコンテンツの増加によって、その種類は益々増えてくるのではないでしょうか？

 

プロになるまでの厳しさ

 

専門学校や養成所へ通う、いわゆる「声優の卵」。

 

1クラスに100人の生徒がいれば、1～3名程度プロデビュー出来れば“良い方”だとも言われている厳しい倍率を持つ世界です。

練習を欠かさず続けるのは大変

 

専門学校や養成所は、「学ぶ場」でもあり「発表する場」でもあります。

 

事務所への最終オーディションだけで素晴らしい結果を出せれば良いわけではありません。

1回1回のレッスンで、「常に最高の状態」を講師に見せ続けることが必須です。

 

そしてそのためには、大量の練習が必要となります。

 

不透明な未来を見据えながらも、周囲に居る生徒よりも上に行くために、自分を律しながら数年単位で練習を続けなければなりません。

 

これはかなりの覚悟と根気がいることです。

 

【関連】

アクセント

 

声優は、「正しい日本語のアクセントを発音できること」が必須です。

 

この点に関しては、特に地方出身の生徒が苦労しやすいですね。

どうしても「方言」に引っ張られてしまいます。

（筆者もそうでした・・・）

 

「音」を判別できる耳を養い、発音できるレベルまで持って行くのは至難の業です。

 

養成所時代に、生徒の9割が持っていたアクセント辞典

アクセント自体は、養成所へ入る前から学んでおいても早すぎる事は無いです。

 

近年はスマホアプリや電子辞書なども普及し、「音声」でアクセントを確認できるようにもなっています！

ただ、レッスン場やプロの現場では基本的に使用できないため、辞典は用意しておいた方が良いでしょう。

瞬発力

 

講師の求める表現を瞬時に理解し、アウトプットできる能力を指します。

 

「演技」というのは自分だけで決められるものではありません。

その全ての指揮権は、講師にあります。

 

これはプロデビューすると、音響監督やその他スタッフの指示に沿って演技を行う必要があるからです。

 

「もっと抑揚を付けて欲しい」

「ここの感情は少し抑えて」

と言った、微妙なさじ加減を言葉から汲み取り、自分の中で租借し、直ぐに対応しなければなりません。

 

 

ただ現在は、コロナ禍で練習に取り組みにくくなっていますよね。

そこで「自宅で出来る学習法」を以下記事にまとめました！

プロとして活躍し続ける厳しさ

 

年間でプロデビューをして現場に入れる可能性があるのは、約200人と言われています。

 

その後、売れて「有名声優」になれるのは一握り。

そして、何十年と活躍し続ける「人気声優」は更に少なくなります。

仕事がない

デビューしただけではお仕事は来ません。

事務所が用意してくれたオーディションに合格することで、初めて「声優として活動できる場」が用意されます。

 

よくアニメで名前を聞くような方も仰っていましたが、

「オーディションは9割落ちる」

そうです。

 

その方は、アニメに強い大手事務所に所属していました。

 

大手事務所に所属し、誰もが認める「人気声優」であるならば、その方に来るオーディションの量も多いはず。

にも拘らず、ほとんどが不合格となってしまうという点からも業界の厳しさが伺えます。

給与が低い

 

声優の給与は「ランク制」を導入しており、デビューしてからの年月で徐々に単価が上がっていきます。

 

新人は1本で約15,000円。

そこからさらに事務所からマネージメント料を引かれるため、実際に手元に残るのは数千円程度でしょう。

 

先ほどの話から、新人は仕事へのチャンスも掴みにくい中なので、デビューして数年はほぼ給与が無い状態になるのも覚悟しなければなりません。

生き残りへの戦い

 

無事にデビューしてヒット作に恵まれて知名度を上げたとしても、10年後も同じように活躍できるかと問われると、不明な世界です。

 

特に今の声優業界は、「アイドル的な売り方」が当たり前となっています。

容姿も優れ、歌唱力やパフォーマンス力・トーク力などと言ったマルチな能力も必要とされる時代。

 

しかしながら「声」や「技術力」よりも、「若さ」へ注目が集まっている節も見られるのも事実です。

 

よっぽどの声質を持っていたり、歌唱力等が無いと30代・40代を迎えた際に需要と釣り合わずに業界から去ることになってしまう場合も。

 

 

個人的見解でお話すると、

筆者がよくアニメを見ていたのは約10年前。

その頃はどんな声優さんが出ているのかもチェックしていました。

 

そしてここ最近、改めてアニメキャスト一覧を見ていると、8割が初めて見る声優さんでした。

 

……つまり、

世代交代が行われている

と言う事なんですよね。

 

この理由が「若さ」を追求した結果なのか、10年前の声優がランクアップをしたことによる「給与」の増加が要因なのかは分かりませんが、純粋な「技術力」だけでないことは確かです。

おすすめの声優学校

 

声優は厳しい業界でもありますが、

物語の中へ入れたり、エンタメ業界に貢献できる夢のある職業でもあります！

 

今回は沢山ある声優学校の中でも、

と言った点に注目して、おすすめの2校を選出！

 

どちらも「パンフレットの無料送付」を行っています。

情報収集のためにも申し込んでみましょう！

代々木アニメーション学院

区分	・専門学校
開校都道府県	・東京都 ・大阪府 ・愛知県 ・宮城県 ・広島県 ・福岡県 ・北海道 ・石川県
入所可能年齢	・18歳以上～（全日） ・18歳以上～（夜間） ・12歳以上～（週1回コース）
期間	・2年（全日） ・1年半～2年（夜間） ・数ヶ月～数年（週1回コース）
レッスン内容	・滑舌 ・発声 ・基礎体力 ・演技 ・マイクワーク ・アテレコ ・オーディション対策 など
講師	・現役声優
進路先（事務所）	・アーツビジョン ・青二プロダクション ・シグマ・セブン ・81プロデュース ・ぷろだくしょんバオバブ ・ゆーりんプロ ほか多数
主な出身者	・水樹 奈々 ・中島 ヨシキ ・古賀 葵 ・中村 悠一 ・鈴村 健一 ・谷山 紀章 ・松岡 禎丞 ほか多数
資料請求	◎

※最新情報は公式HPにてご確認下さい。

 

40年以上の実績を持つエンタメの専門学校。

 

その長い歴史から施設も充実しており、中でも「天王洲 銀河劇場」では2.5次元ミュージカルなども開演中です。

 

＼ もっと知りたい！ ／

（出典：代々木アニメーション学院）

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アミューズメントメディア総合学院

区分	・専門学校
開校都道府県	・東京都 ・大阪府 ※オンライン専科は全国が対象
入所可能年齢	・18歳以上～ 30歳未満（全日） ・中学生 ～ 30歳未満（夜間、日曜） ・15歳以上～（オンライン専科）
期間	・2年（全日） ・半年～数年（夜間、日曜、オンライン専科）
レッスン内容	・滑舌 ・発声 ・演技 ・ダンス ・ボーカル ・アフレコ ・オーディションガイダンス ・ディレクター特別講義 など
講師	・現役声優 ・アーティスト
進路先 （事務所）	・81プロデュース ・青二プロダクション ・シグマ・セブン ・俳協 ・大沢事務所 ・賢プロダクション など多数
主な出身者	・柿原 徹也 ・小林 裕介 ・芹澤 優 ・赤羽根 健治 ・加藤 英美里 ・羽多野 渉 ・白井 悠介 ほか多数
無料資料請求	◎

※最新情報は公式HPにてご確認下さい。

 

通常、専門学校卒業後は養成所へ入る流れが多かった中、「卒業後は事務所所属レベル」まで鍛えてくれる学校。

その結果プロダクションへの直接所属は、驚異の66％に‼

 

東京校・大阪校・オンライン科が用意されている為、状況に合わせて選択しましょう！

 

＼ もっと知りたい！ ／

 

 

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まとめ：厳しい業界だけど、挑戦する価値はある！

 

実際に養成所へ通ってみて感じた「厳しい事情」をお伝えしてきました。

もちろんこれらは一例で、まだまだ沢山あります。

 

そして芸能界全体に言えることですが、この業界は「椅子取りゲーム」の世界です。

 

けれど、その分とても夢のある世界でもありますよね。

 

人生は一度きり。

挑戦することはとても良いことだと個人的には思っています！