〔少女漫画〕
ブライダル業界を舞台としたこの物語の主人公は、小物作りが得意な女子高生!
キラキラとした世界観と、大胆であらゆる意味で強い美人達が出てくるテンポの良い物語です♪
『V・B・ローズ』1巻はどんなお話?
あらすじ
『V・B・ローズ』(ベルベット・ブルー・ローズ)1巻
著者:日高万里(ひだか ばんり)
左から有坂さん、あげは(主人公)、黒峰さんです!
小物作りが趣味の高校生・あげは。でも腕前はプロ級☆ 大好きな姉の突然の「妊娠&結婚」宣言に納得出来ず、ケンカ状態に。気持ちを整理しかねて寄り道していたところ、お手製のバッグを持つあげはに近づいてくる謎の美人(?)が…!?
(引用元:コミックシーモア)
登場人物
城井 あげは(しろい あげは):高校1年生の女の子。
小物作りが得意で、姉の笑顔を見るために技術を上げていった。超が付くシスコン。
有坂 紫(ありさか ゆかり):『V・B・R』の社長兼デザイナー。美人だが口が悪く、ガサツ。
しかしお客様に対しては真摯に対応する。
黒峰 巳艶(くろみね みつや):『V・B・R』のパターンナー。イケメンだがセクハラ魔。
腕は確か。
城井 ひばり(しろい ひばり):あげはの姉。美人で頭も良く、あげはの理想。
妹には隠しているが、実は少し抜けている面もある。
坂下 マモル(さかした マモル):あげはの親友の女の子。あげはとは別の高校に通う。黒峰曰く和風美人。
クールで勘が良い。あげはの相談役になることも多い。
1巻のネタバレ感想
高校1年生の冬、出会いは突然に
夢は“キラキラのお嫁さん”な、主人公のあげは。
女の子らしい夢ですよね~♪
7つ上の姉、ひばりの事が大好きな彼女は、彼女からの突然の結婚と妊娠宣言に戸惑います。
しかも相手は自分の気に入らない男性。
ぼーっとしている男なんかにお姉ちゃんを盗られるなんて許せない!ということみたいです(^^;
頑固な性格が災いして(あげはの一方的な)仲直りも出来ず、親友のマモルちゃんに相談と言う名の愚痴を聞いてもらいに行きます。
マモルちゃんはかなりマイペースなタイプ(但し勘は良い)みたいで、真剣に聞いているのかどうかは謎ですが(笑)
同時に、あげはの作るバッグも渡しに来たみたいですね^^
あげはの特技は「小物作り」。
ビーズや刺繍などなど……作品には彼女の名前にちなんだ蝶のマークが入っており、それらは『アゲハ シリーズ』と呼ばれ、友達にも人気みたいです♪
その発端は姉のひばりでした。彼女が喜んでくれるからーー、その笑顔をもっと見たい、とあげはは今日までメキメキと腕を上げていったんですよね。
全てはお姉ちゃんの為に頑張った結果だったんだ!
そんな中、マモルちゃんは黒髪のイケメンに、あげははロン毛の美人(男)と接触します。
どうやら二人とも『アゲハ シリーズ』を知っている模様ですが……まだ謎のまま。
そしてそして……あげはには心境の変化が。
今の自分は子供のわがままで姉を困らせていると反省した彼女は、以前誘われていたウェディングドレスのお店に同行すると決めたのでした。
まだ結婚自体は認められないみたいです。意地っ張り屋さん(´▽`)
V・B・ローズへ
『ベルベット・ブルー・ローズ』。
そこはフルオーダーのドレスを作ってもらえる少数精鋭のお店。
中で待っていたのはーー何と男性2人!
1人は社長兼デザイナーの有坂 紫。(あげはと接触した男性)
もう1人はパターンナーの黒峰 巳艶。(マモルちゃんと接触した男性)
でした!
何だか童話に出てきそう……♪
男性がウェディングドレスを作ることに驚くあげはでしたが、店内の美しさと輝きに美少女設定(黒峰に言わせると、ワイルド系美少女)が崩れる程の顔をしています(´-`*)
本当にキラキラとした世界とお嫁さんが好きで憧れがあるんだろうなーーと。
ちなみに有坂さんと黒峰さんが『アゲハ シリーズ』を知っていたのは姉のひばりが原因でした(*^^*)
どうやら作品を毎回見せていた様子?
プロも唸るほどの腕前みたいです。(全てはお姉ちゃんのために。せっせと技術を上げていきましたからね♪)
黒峰に抱き着かれるというセクハラを受けつつも、本来の目的(ドレスのデザイン画を見に来た)を思い出すあげはでしたがーー、幸せそうに結婚式を語るひばりの様子から、自分の知らない彼女を目に映すことに耐えきれなくなり、暴言を吐いてしまいます!(´・_・`)
ーーが、気付けばあげはは店の外に。
有坂さんの手により投げ飛ばされたのでした(゜o゜)
V・B・ローズへ(part2)
追い出されたあげはは親友のマモルちゃん宅へ。(駆け込み寺のようです(^^;)
マモルちゃんが宥めてくれたお陰で、落ち着いたあげはは再びお店へ向かいます。
入って直ぐスタッフに声をかけられたあげは。
不審者に間違えられたと思いパニックでおかしな言動をしてしまいます。(吉本新喜劇の『お邪魔しますか?』みたいな(笑) 知らない方すいません……)
そして有坂さんと出会った瞬間再び投げられます。(一応主人公なのに! 不憫(笑))
謝罪をし、何とかデザイン画を見せてもらえることとなりましたーー。
絵を見てよだれを垂らす程ほうけるている美少女設定の主人公(笑)
まるで高級フレンチを食べたような表情(多分)でした……(´▽`)
アクシデントと動き
良い雰囲気でしたが、有坂さんから“先日の暴言”について言及され、あげはは戸惑います。
それはまだ自分の中で整理がついていない問題。
その時、アクシデントが!
倒れそうになったあげはを黒峰さんが助けようとして、彼はガラスケースに手を突っ込んでしまったのです!
血だらけの手では作業が出来ないーー。
そこであげはは「自分が姉のウェディングドレスを手伝う」と宣言します!
ーーが、有坂さんからはキッパリと断られました。……瞬殺?
ですが黒峰さんからのフォローにより、何とかドレス作りに携われることに!(´▽`)
そのお話は直ぐに姉の耳に届き、ひばりさん含め家族も嬉しそう♪
そして楽しみにしてくれる姉にどこまでも弱いあげはでした(笑)
少し意地っ張りなだけで、本来は素直で良い子なんですよね~(*^^*)
キラキラ世界の舞台裏
早速『V・B・ローズ』で作業をスタートするあげはでしたが、その指導はスパルタ。
ですがそれも全て“お客様”のため。
時には縫製工場に回す時間すら惜しく、『V・B・R』で本縫いをしていくことも。(本来であれば有り得ない事なんだと思います)
最高の思い出になるように精一杯の気持ちと技術を込めてドレス作りを進める有坂さんと黒峰さんに緊張感を持つあげはでした。
そんな中、ひばりさんのドレスも完成に近づいていきます♪
完成はしていないながらもドレス姿の姉を見てトキメキを抑えられないあげは(笑)
最終仕上げにビーズ刺繍が入るのですが、あげはが担当することに。(やらせない、やらせての一悶着はありましたが☆)
作業を進め、有坂さんや黒峰さんと話していく中で、姉に対しての今まで自分の胸の内でつっかえていたものも無くなりつつありました。
今まで自分の持っていた“完璧なお姉ちゃん”という理想像をひばりさんに押し付けていたんだと反省。
ありのままの彼女を受け入れようとしていきます。
気持ちを引き締めて刺繍作業を進めるあげは。
ここで無事に完成出来たら良かったのですがーー、残念ながら有坂さんに指定された期日までにビーズ刺繡は完成せず。
家に引き籠るあげはでしたが、有坂さんと黒峰さんが取り立てに来ました(笑)
“ビーズ刺繡は完成しない”ということを見越していた二人でしたが、実はあげはは別にウェディング・ラビット(ドレスを着たぬいぐるみ)を作っていました。
ひばりの諦めた願い(実はそのようなシーンが入っていました)を敏感に感じ取り作ったんですよね^^
多分これが無ければビーズ刺繡は完成してたので、あげはの作業スピードも上がっているんだと思います。
結婚式当日
ドレスは当日搬入。
お店からしたら緊張感のある納品ですね(^^;
車で式場に向かうあげはと有坂さんと黒峰さんでしたがーー、なんと道は渋滞(>_<)
式に間に合うかどうか。
不安に駆られたあげはは何と式場まで走ることを選択!
有坂さんと共に、大好きなお姉ちゃんの大切な結婚式の為に走り出すあげはでしたーーー。
果たして無事に辿り着けるのか!
最後に
あげはが憧れのキラキラの世界に片足を入れた巻でした。
しかも初仕事は、自分の大好きなお姉ちゃんの結婚式!
これは気合も入りますよね(*^^)v
本来のお姉ちゃんの姿を受け入れる事ができたあげはは一歩成長しました♪
けれどウェディングドレスを無事に届けることは出来るのか⁉
『V・B・R』としては、お店の威信もかかってくる問題ですから緊張感も高まりますね。